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KODAK D-76 1ガロン袋を小分けして使う

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カメラ量販店で現像薬を買いに行くと、得てして小袋は売り切れていて大袋のみ残ってる、という事が頻繁にあるのです。そのたび、出直したり別の互換品薬(例えばD76ならID-11とか、スーパープロドールならFUJI の別製品とか)を買ってたりしていたのですが、


と吹っ切れトゥイートーと共に、D76一ガロン袋を買ってみました。なにを吹っ切れたかというと、実はこのちょっと前に、1ガロン袋を小分けして使う人の存在を知ったのです。だってさあ、D76・1リットル小袋は600円ちょっとなのに、1ガロン(3.8リットル)は1000円なんだぜ?

-☆-

で、買ってきて最初に封を開けたのが、記録によると2018年8月26日。
諸事情により、現像液の作成は1リットルではなく、D76粉末100g使用の910ml。この時は新鮮な粉なので効き目も抜群です。残った粉は口を折り曲げて封をし、その袋をジップロックに入れ、さらにビニールに入れて、水を張ったボウルに滑り入れて(落とすなよ!)疑似真空パックを作成し、現像液を保存している暗所へ。


それから幾星霜。
や、実は作成したD76 現像液を使い終わった後、事情があってミクロファインを2袋分使っちゃったんですよね。なので結構間が開いたのですが、まあそれでもうまくいけば「小分けにして時間経過しても大丈夫」という結果が得られるので、それはそれでヨシ。

2019年1月2日。
イメージ 1
D76 粉末の封を開け、100g取り出します。

そしていつも通り希釈。一日寝かせた後現像した結果が、先日の白黒イルミネーション。や、問題ないんじゃないですかね?

-☆-

1ガロン袋の粉末量は415g なので、100gづつ作成法だとチト半端が出てしまうのですが、最後の一回は1046ml 入れて作るか、まあ次の粉に混ぜてしまうか、捨てるか、どれでもいいと思います。
小出しにして薬性的にどうなの? っていう話をする人もいるようですが、そもそも普段の化学試薬だってビンにコナが入って薬さじで必要量掬いだしてつかうのに、なんでD76 の粉だけ薬性に偏りが存在してると思ってるんだ、ってことで。
むしろ、開封した後の変性のほうが気になりますね。これはコナが少なくなればなるほど顕著になると考えられますし……。個人的には、それよりも現像中の温度変化だとか、希釈時の水の性質とか、そっちの方の影響をまったく気にしてないサンデー現像なら、気に病むほどでもないかな、なんて楽天的に構えています。液がなくなったら即作成するような頻度なら大丈夫じゃないかな?かな?



とりあえず今の液を使い終わった後、再度作ったときにどうなってるかでしょうかね。

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